卒業生・在校生から見た「ひと」塾


 このページは、「ひと」塾の卒業生、及び在校生による「ひと」塾の紹介です。
 尚、名前に関しましては、本人の許可がある場合に限り、公開しています。許可が無い場合は、ニックネームによる公開としています。


卒業生

中村晃  1988年生まれ21歳

 私は、2006年度の「ひと」塾(さくら国際高等学校)の卒業生で、現在、大学4年生です(2010年度)。元々は不登校で、中学3年生から高校卒業まで「ひと」塾に通っていました。普段ここでは主に、新書などの要約とその内容への意見や提案を書いて提出したりする事が多く、この学習を通して時事問題や様々な社会問題などへの関心、知識や考える力、そして自らをそれらに関わる主体と捉える力が育ったと実感しています。
 在校時、私は週に4回学校へ通っていました。しかし、最初は週に1回、数時間だけ来て、自宅でどんな事をしていたか報告し、生活についてのアドバイスをしてもらったりして生活のリズムを作ったりし、徐々に登校時間や日数を増やしていきました。先生と相談しつつ自分のペースで決められるので無理なく続けやすく、また、生活や自宅での学習についてのアドバイスなどもしていただけたので、勉強だけでなく、生活全般を少しずつ改善でき、自分で主体的に動く力もついたと思います。
 私は、4年制大学への進学しました。「ひと」塾での、暗記するだけではない、考える力をつけたり、また自ら調べ物をしたりといった学習は、進学に対してだけでなく様々な分野で「ふつう」の学校とはまた違った、非常に役に立つ実践的な力を養う事が出来ました。その学びや経験が、現在の大学生活でも活きています。



在校生

すなッチ、てっちゃん

 学校には見えない学校。それが「ひと」塾です。見た目は、ログハウスで、1階は喫茶店という、少し変わった学校ですが、中身は生徒の自主性を重んじる校風で、生徒の人数も少人数制を執るなど、一人一人のペースで学校生活を送る事が出来ます。
 朝の掃除が終わったら、教室に戻ってレポートをする人がいたり、本を読んで、その内容の要約と感想をまとめる人がいたりと、一つの教室でそれぞれがそれぞれの勉強をしています。また、大学進学を目指す3年生などは、一通りの勉強が終わった後に、朝日新聞の天声人語の要約や小論文、英語の授業を受けています。
 少人数制だからこそ、より密な人間関係の中で勉強することができ、自主性を尊重するからこそ、自分の考えを持って、何事にも取り組む事が出来る学校だと思います。
 あっ。因みにテストは無いので心配なく!



篤姫

 ここは、生徒が自分のペースに合わせて、出来るだけ自分が良い方向に向かうように先生や先輩がアドバイスしてくれたり、相談に乗ってくれる学校です。また、今日は何を、どれくらいの量、勉強するかも自分で決める事が出来ます。毎日の学習の基本は、それぞれの教科のプリントをするか、図書室で自分が見つけた本を読むことです。私も体調の良くない日には、少ししか勉強が出来ないこともありますが、それでも先生は解ってくれます。



ぐっさん

 この学校は、自由でありながらも、みんなそれぞれ自分に責任を持ち、将来の自分の進むべき道に少しでも近づけるよう日々頑張れる場所です。普段の生活の中では、手にも取らないような様々な分野の本を読み、その話題について考え興味関心を持てるきっかけがあることは、自分の狭い世界をより大きく広げ、社会的な問題について深く探求でき、何よりも自分自身の視野が広くなれる大きな収穫だと思います。
 回り道でも良いので、ゆっくりと自分のペースで一歩ずつ諦めずに進めば、必ず平坦な道が待っていると気付ける。そんな場所です。



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